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スペイン旅行。最終話。

最終日。
財布の中はもう3ユーロ。
朝食をとり、すぐにホテルを出てバルセロナ空港へ。
なけなしのお金で水を買いベンチに座って考える。
もうあと少しでこの国ともサヨナラだ。
長かったようで短かったこの1週間。
マドリッドに始まり南部アンダルシア地方を周り、そしてここバルセロナ。
その間に観た建物、街、風景、人。空気。
仲良くしてくださったツアー参加の皆さん。
そして飄々としていて頼りになる添乗員さん。
初めて海外を経験した僕にとって宝物になった今回の旅。
ひとつひとつが今日から少しずつ離れていくと思うととてもさみしい気持ちになった。
と、同時に次への始まりの第一歩が僕の心の中に芽生えた。
今回のツアーで回った旅路の中で車窓からしか、また時間的に見られなかった何事もなく切り取った普通の場所、街角、建物、風景があった。
それを見に、きっとまたここに来ると。
明日からはそれを僕の心の宝物として温めていきたいと思った。
アムステルダムまで2時間。
そして乗り換えて日本まで10時間。

日常は緩やかに何事もなく過ぎてゆく。
心の中に仄かな宝物を抱きながらまた明日から日常が始まる。

きっと空港には家族が迎えに来てくれているだろう。
そして僕は家族に言うに違いない。
「楽しい旅だった!」と。

この旅でお世話になった皆さん、そしてガマンしてこの旅の話を読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。

おわり。

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by domingosdomingos | 2014-06-03 12:54

スペイン旅行。その7。

いよいよスペイン滞在も残り2日。
残り2日とは言うが最終日は午前中に帰路につくので、この日が実質最後の日になる。
そしてこの日は全日フリー。
朝9時前にピカソ美術館に向けてタクシーで出発。
観光シーズンという事で前日にチケットをネット予約。
iPhoneって便利ですな。
ネット予約といえばサグラダファミリアの塔の上に登るのもなかなか混雑するらしいのでネット予約しようと思って何度もチャレンジしたのだが、何故だか途中で繋がらなくなる。繋がらなくて有名らしい(^^;;
なのでこれから行かれる方は早目に予約を根気よくされるのをお勧めする。

タクシーは細い路地で止まり、ここがピカソ美術館だと言う。
こんなとこに?
まさにそんな細い路地に入口があった。
ピカソの少年時代からの作品やデッサン、「青の時代」そしてキュビズムへとピカソの変遷が分かる展示だった。
プラド美術館で観たベラスケスの「ラス・メニーナス」を描いた連作や、陶器の作品など腹一杯ピカソを満喫。
そしてミュージアムショップで何か買いたくてかなり迷う。
迷いに迷って気がつけばもう昼前!
近くにある地元市場に行き昼食を。
カウンターで隣になった地元のおじさんとなんだかんだと片言の英語で話す。
おじさん「日本人っちゅうのは、よう働くっちゅうイメージや」
僕「そやで。朝8時から夜10時まで仕事してるで」
「そら大変でんな」
大体そんな感じの話をして握手して別れる。
その後カタルーニャ音楽堂、そしてガウディのカサ・ミラ、カサ・バトリョに足を運ぶがどこも人が並んでいる。
もうなんだか見なきゃ損!みたいな気持ちになってるから、もうヤメ!
残りの時間は家族の土産を買う事に費やす事に決めた。
家内、娘の土産。。。
なかなか何を買えばいいのか難しい!
グラシア通りを何度も何度も行ったり来たり。あの店この店。
店員にあれやこれやと聞いたりてんやわんや。
結局なんとか決めてカード支払い。
最後はFCバルセロナショップで息子への土産メッシの背番号入りユニホームを。
サイズを確認してレジで背番号とメッシの名前を頼んで支払い。
もちろんカード。
ところがここで問題が!
なんとつい30分位前まで使えたカードが使えない!何度もチャレンジしたけど使えない!
なんと旅行代金をカード引き落としにしてて、限度額を低めに設定してたから限度額オーバー!
ええ!ここで!!!(◎_◎;)
仕方なく最後の手持ちの現金で支払い残り30ユーロ弱。
ええ!ちょっと待って。今からタクシーでホテルに帰るので15ユーロ。そして夕食も今日はついてない!
旅行に行く前に友達からバルセロナのメトロはコワイ!と聞いていたのだが、ここは背に腹変えられない。
腹をくくってメトロに乗ってホテルに帰る事に。人相の悪そうな奴がいたら車両を変わり、ギョロギョロと周りを警戒しながらなんとかホテルに到着。
手持ちはあと27ユーロ。
晩飯はまたショッピングセンターか。。。と思ってたら関西でスペインタイルの教室をしている方から「バルセロナ最後の夜を楽しんで来い!」とのメッセージが!
そうだ!次はいつ来られるんだ!
よし!地下鉄の往復キップ買って、残りの20ユーロで飲み食いしたる!
てな訳でピカソ美術館近くのバル へ。
混雑する店の中にかき分けて入り、カウンターで「20ユーロオンリー!」と札を置きビールと料理をこれで出せるだけ出してくれ!と言うと、店員が「よっしゃ!そやけど足りなかったら皿洗って帰れ!」とニッコリ。
わかった!飲むで!ビールを1杯2杯3杯。。。ツマミを1皿2皿3皿。。。
店員「皿洗え!皿洗え!笑!」
そしてビール4杯とツマミ5皿でストップをかけられた。
「ちょっとはみ出たけどこれでええよ」
「おー!ありがとう!写真撮らせてくれ!」と僕。
「2人で撮ってくれ!」「日本人か?また来てや!」と店員。
ハイタッチして店を後にする。
気持ちいい風に当たりながら地下鉄に向かう。
もう地下鉄のキップと小銭が少し。
何も盗られるものもない。今までずっと前まで掛けにしてた斜め掛けリュックを背中に掛けて街を歩く。
心からこみ上げる微笑み。
最後にこんな素敵な日を送れるなんて。

明日は帰る日だ。

次回最終日「次への始まり」
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by domingosdomingos | 2014-06-02 21:26